福島浜通りにて「環境学フィールドワーク」実施(教養学部PEAK)

小田准教授が担当する東京大学PEAKプログラムの実習科目「環境学フィールドワーク」の一環として、8月1日〜2日、福島県浜通りにてフィールドワークを実施しました。

東日本大震災・原子力災害伝承館を見学した後、東京から大熊町に移住して起業した方や、地元コンビニ経営者、町役場、そして新聞記者など異なる立場の方から、浜通りの復興の現状や課題について伺いました。福島国際研究教育機構(F-REI)では、イノベーションを通じた浜通りの復興などについて討議しました。その後、いわき市に移動し、福島県水産海洋研究センターと小名浜魚市場を訪問し、水産・漁業の復興について詳しく学ぶ機会を得ました。

PEAKは、Program in English at Komabaの略称で、教養学部において、全ての科目を英語で履修して卒業できるプログラムです。昨年度に続き2回目となる浜通りでの実習には、日本人学生や留学生等、6カ国18名が参加しました。国内でも、福島浜通りの人々の日常に関する報道や関心が低下するなか、現地へ赴き、震災・原発事故後の地域の復興や活性化に取り組む最前線の方々との交流を通じて、地域の持続可能性などについて深く考える、貴重な機会となりました。

御協力頂きました現地の皆様に、心より御礼申し上げます。