東北大×ユネスコ国際ワークショップ「持続可能で強靭な未来のための防災と教育」で招待講演

3月7日(金)、東北大学大学院教育学研究科にて、国際ワークショップ「持続可能で強靭な未来のための防災と教育(International Workshop on Disaster Risk Reduction and Education for Sustainable and Resilient Futures)」が開催されました。日本国内の大学関係者に加え、東アジアおよび東南アジア地域から多くの研究者・教育関係者が参加し、活発な意見交換が行われました。

本ワークショップは、ユネスコやアジア太平洋地域における関係機関が推進する「防災のための教育」に関する国際的な取り組みへの理解を深めるとともに、高等教育における学際的かつ多主体的なアプローチによる防災教育の転換を目指すことを目的としています。

冒頭、北京にあるユネスコ東アジア地域事務所のMee Young Choi博士による基調講演「UNESCO and Education for Disaster Risk Reduction」が行われました。Choi博士は、ユネスコの防災教育フレームワークの概要に加え、北京事務所やその他の地域での経験を交えながら、実践的かつ示唆に富んだお話をしてくださいました。

続いて、小田隆史准教授より「Enhancing Disaster Risk Reduction Competencies
among School Educators: An Experience Post 2011 Japan」と題し、日本の高等教育においてどのように防災の視点を教員養成に組み込んでいるか、実事を交えて講演しました。

最後に、本ワークショップを企画した東北大学の劉 靖 准教授を進行役として、参加者全員によるディスカッションが行われ、アジア太平洋地域の高等教育における学際的アプローチを通じた新たな防災教育の構築に向けて、多様な視点からの意見が交わされました。

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