福島浜通りにて2026年度PEAK「環境学フィールドワーク」実施

小田隆史准教授が担当する東京大学PEAKプログラムの実習科目「環境学フィールドワーク」の一環として、2026年7月21日(火)~22日(水)に、福島県浜通りでフィールドワークを実施しました。

本実習では、東日本大震災および福島第一原子力発電所事故の影響を受けた地域を訪れ、魚市場や震災伝承施設などを見学するとともに、現地の方々との対話を通じて、復興の現状と課題、地域の持続可能性について学びました。

また、福島県立磐城高校を訪問し、高校生との交流を通じて、震災の経験や記憶を次世代にどのように継承していくかや復興の課題等について意見を交わしました。さらに、浪江町議会議員を務める本学学生による講話とワークショップを行い、地域の復興、住民の帰還やまちづくりをめぐる課題について理解を深めました。

浪江町では、震災後に町へ移住して農業に取り組む方から、自身の経験や思いを伺いました。また、原発事故当時の一般住宅を当時の姿に近い形で保存し、震災と原発事故の記憶を伝える活動に取り組む組織を訪れ、本学大学院生でもあるスタッフの案内を受けました。こうした現地での対話を通じて、施設整備や産業再生にとどまらず、そこで暮らす人々の経験や記憶、将来への思いから復興を考える機会となりました。

PEAKは、Program in English at Komabaの略称で、東京大学教養学部において、すべての科目を英語で履修し卒業することができるプログラムです。今回の実習には、留学生など計13名が参加しました。異なる文化的・社会的背景を持つ学生たちが福島の現地をともに歩き、地域の方々の声に直接触れながら、災害、復興、産業、地域社会の未来について多角的に考えるフィールドワークとなりました。

本実習の実施にあたり、ご協力を賜りました現地の皆様に、心より御礼申し上げます。

また、本フィールドワークは、福島県「教育旅行復興事業(バス助成)」および東京都・東京観光財団「被災地応援ツアー・福島県教育旅行復興支援事業」による助成を得て実施しました。ご支援に厚く御礼申し上げます。