このたび、2025年8月に福島県いわき市において3泊4日で実施した、教養学部学際科学科地理・空間コース3年次実習「地理・空間フィールドワークⅡ」の調査成果として、実習報告書『いわき市の復興と地域の諸相』が完成しました。

本実習では、地域調査の方法論を習得中の学部学生が、自ら設定した課題にもとづき、対象地域において調査を行い、その成果を報告論文としてまとめています。
内容は、震災後の地域産業や土地利用、都市空間の変容、地域社会の再編など、多様な視点からいわき市の復興過程や現在のまちづくりの課題等を捉えたものとなっています。
早速、調査に際して多大なご協力を賜った現地の皆様へお届けしました。一般頒布は行っておりませんが、東京大学附属図書館にて閲覧可能です。
各報告論文のタイトルは以下のとおりです。
- 福島県いわき市の漁協再編に見る震災の影響
- 福島県いわき市における地酒産業の存続メカニズム
- 小名浜港の港湾空間といわき市周辺の産業
- 地元のスポーツチームが地域の経済的・社会的発展に寄与する可能性に関する考察
- 地方都市におけるこども食堂の成立・存続条件
- 衰退した温泉地における再生の取り組み
- いわき市における災害学習施設の役割
- いわき市における地域防災拠点と都市公園の防災機能
- 被災後の景観変容に対する住民意識の調査分析
- 震災に伴う被災地の地域アイデンティティの伝承
震災から15年を経たいわき市の復興やまちづくりの過程を記録し、今後を考えるための一助となれば幸いです。
ご協力いただきました皆様に、改めて御礼申し上げます。
関連記事:地理・空間フィールドワーク in いわき実施(教養学部) 2025年8月11日

