緊急人道支援学会第1回大会「頻発する人道危機:共創とイノベーション」を駒場で開催

2024年2月13日に、東大駒場キャンパスを会場に緊急人道支援学会第1回設立記念大会(テーマ「頻発する人道危機:共創とイノベーション」を開催しました。各地で相次ぐ自然災害、パレスチナ情勢、ウクライナ危機、気候変動など、人道危機が頻発、深刻化し、連動する中で、変わりゆくニーズに対し、人道支援がどのような連携、共創そしてイノベーションで対応できる可能性があるのか、幅広いステークホルダーの参加を得て議論する、ユニークな大会となりました。

私(小田)が、お茶の水女子大に勤務していた際に同僚としてお世話になり、以来、東北の復興支援等、各地でご一緒させていただいた内海成治先生(大阪大名誉教授)がこの学会の発足に尽力され、そのご縁で、立ち上げに関わらせて頂き、第一回の大会の実行委員長を仰せつかりました。しかし、設立直後の昨年9月、内海先生が急逝されました。初回の大会の成功を、先生に見届けて頂くことができなかったことは非常に無念でなりません。大会では先生がお書きになった多数の御著書等を展示する追悼コーナーを設けました。

ハイブリッド形式による一般口頭発表をはじめ、能登半島地震緊急報告として、石川県珠洲市を拠点に緊急医療支援を行った会員でピースウィンズの稲葉基高医師等からの報告や、NHKの道傳愛子キャスターをモデレーターに、多様な経歴を有する登壇者を得たシンポジウムが企画されました。ご参加いただいた皆様、ご協力くださった方々に感謝申し上げます。

大会について https://jashas.org/conference/announcement/240213.html